空色のアリス




少し胸をドキドキさせながら
ハートさんに言われた通り
右の道に進み、歩き出す。


廊下の片側には
たくさんの教室。


けれど、誰もいない。


そういえば
生徒数は5人。

こっちの国では
どうなのか知らないけど

私がいた国では
少ない…いや、少なすぎる人数



昔は、今と違って
たくさんの生徒がいたのかな?


誰もいない教室を
眺めながら歩いていると…




コツン


「…………やぁ、君がアリスだね」


「へ…貴方は?」


突然、目の前に
長身でシルクハットを被った
男性が現れた。