君の声、僕の歌姫

「面白い奴だな、お前。気に入った。名前はなんて言うんだ?」
「ダーリアです。貴方はなんて言うお名前ですか?」
「オレはイフェル」


イフェルと言う名前を聞いた瞬間、ダーリアは一瞬身体をビクつかせました。

それに対してもイフェルは驚く事も何もしませんでした。

大抵の人間は名乗ればその名前だけで、逃げているからです。

ダーリアもいずれは逃げて行くだろう。イフェルはそう思いました。

1日、また1日と時は流れて行き1ヶ月。ダーリアは変わらずイフェルの元にいました。

何時しかイフェルはダーリアに心を開くようになっていました。

イフェルは今までずっと聞けずにいた事を、ダーリアに聞いてみました。