君の声、僕の歌姫

そこで再び意識の途切れたイフェルが、次に目を覚ましたのは自身のベッドの上でした。

その傍には先程見た女性の姿がありました。

何故こんな場所にいるのかとイフェルは疑問に思いました。

ゆっくりと起き上がり、朝日の光を感じながらただ時間だけが流れました。


「……ん…………! あ、大丈夫ですか!? ビックリしました。気付いたら此処にいたので。
もしかして貴方は魔法使い?」


どうやら気付かぬ内に此処へ行きつくような魔法を使っていたようです。

その魔法にこの女性も恐らく巻き込まれたのでしょう。


「出て行け」
「え?」
「今すぐ出て行け! 殺されたいのか!?」


イフェルは女性に怒鳴り散らしました。勝手な真似をするな、と。