君の声、僕の歌姫

その2人に割って入るように、ラウトは大声で叫ぶかのように言いました。


「お前ら2人の事なんてどうでも良い! 声を返せ、イフェル!」


するとイフェルは狂ったように笑いだしました。

その笑い声はラウトとフェネルを不快にさせるだけでした。


「な、何がおかしいんだって言うんだよ!?」
「お前は本当に都合の良すぎる奴だな、と思っただけだ」


ラウトはその言葉に更に激昂しました。

それをフェネルは宥めました。“怒ればイフェルの意のままだ”と。

その言葉に幾分か落ち着きを取り戻したラウトは、

真っ直ぐな目でイフェルを見つめました。再びイフェルは笑みを零しました。