リスタルを出発してから3日目。ラルドまであと半分くらいの距離になりました。
「もうっ! 魔物多くない? 他のエリアより確実に多い気がするんだけど!」
そんな不満を漏らすのはキルシュでした。
確かにラウト達が出会った場所からリスタルまでの距離と、
リスタルからラルドまでの距離とで魔物の量が格段に増えていました。
『ラウト狙いの魔物。つまりはイフェルの仕業だろうな』
キルシュには聞こえないと言うのに、フェネルはキルシュに答えるかのように言いました。
ラウトはその言葉を聞き、やはりこの2人を巻き込んでしまっている事を、申し訳なく思いました。
自分と一緒に来なければ、魔物にも滅多に遭遇しなくて済んだのです。
「…………ごめん」
「もうっ! 魔物多くない? 他のエリアより確実に多い気がするんだけど!」
そんな不満を漏らすのはキルシュでした。
確かにラウト達が出会った場所からリスタルまでの距離と、
リスタルからラルドまでの距離とで魔物の量が格段に増えていました。
『ラウト狙いの魔物。つまりはイフェルの仕業だろうな』
キルシュには聞こえないと言うのに、フェネルはキルシュに答えるかのように言いました。
ラウトはその言葉を聞き、やはりこの2人を巻き込んでしまっている事を、申し訳なく思いました。
自分と一緒に来なければ、魔物にも滅多に遭遇しなくて済んだのです。
「…………ごめん」