20分くらいたって寺井が書きあがったようだ。

「俺ちょっと田所先生にこれ出してくる。ついでに帰ろっと(笑)
んじゃ!さよなら~w」

風のように早々と去っていってしまった。

「あたし達も頑張って書き上げよ~☆」
沙希先輩が墨を付け足しながら言った。

それからは3人ともみるみる作品を仕上げていき、寺井が出て行った20分後には全員書き上げてしまった。


「疲れたー(笑)これで自由やあ!俺しばらく寝とこうw」
そういうと林先輩はイスをつなげてその上に横になった。

沙希「栄理c一緒に食堂行かない??あたしお腹空いちゃった(笑)」

栄理「はい!私もです(笑)行きましょ♪」

沙希「林先輩も行きませんか??」

林「んーー・・・俺はいいや☆いってらっしゃい♪」


私と沙希先輩は部室を出て食堂へ向かった。


その途中で沙希先輩がこう話しかけてきた。

「あのね、これまだ誰にも話してないんだけどさ・・・」

「・・・なんですか??」

私が訊くと沙希先輩は少し小声で口にした。