君が笑顔になれますように

後ろなんて振り向かずに、ひたすら家まで走っていた。



家に帰ると、部屋に真っ直ぐ向かい、ドアを閉める。


そして、その場に座りこんだ。



ポタッ……



視界がみるみるうちに歪んで床に涙が一粒…



また一粒…



次々と零れおちる。