さっき、手紙の返事もらいました。わざわざ私のクラスまできてくれた。


ユウキは1度自分のクラスへ行ったみたいで、手紙の返事らしき紙一枚だけを持って私のところまできた。
昨日私につきそってくれた友達が私をよんで、私はユウキの目の前にたった。



周りには人が普通にいる。けど、ユウキは気にしないみたい。



ぎこちなく私はあいさつをした。


「おはよう。」


改まって頭まで下げて。ユウキは無口で頭だけちょこっと下げてもってきたものを渡した。
私は背中や顔、体中があつくなって汗がでてくるのを感じた。ドキドキがすごい速さで伝わってきた。
胸に手を当てると、大きく、はっきりきこえてきそうだ。



封筒にも包んでない紙を、私がちゃんと持ったのを確認して、ユウキは手をはなした。


私は、そっとおりたたんである紙を開いて、眺めるようにしてみた瞬間に、衝動でこういった。


「今日、一緒に帰れる??」


そうきくと、ユウキは「いいよ。」ってうつむきながら言った。顔見せてよっていいたいけど、いやな女とか思われたくなくて、それは抑えた。


ユウキはじゃってどこかへいってしまった。
クラスへ戻ったのか、男友達のトコへ行ったのかは知らない。私はその場で、考えるよりも先にもらった手紙を見た。