「お前なにしてんだよ!!お前がいたって鈴亜は悲しそうで切なそうな顔しかしねぇんだよ!」

「……」

「お前と板橋を見る度、無理に笑顔作って…平気なフリしてんだよ!!お前は鈴亜を悲しませてるだけなんだよ!!」

「やめて!!お願いだから…やめて…智尋くん…やめて…」

泣きながら智尋くんに訴えた。



「二度と俺の女に手出すな!!…行こ…鈴亜ちゃん」

吐き捨てるように浜益くんに言った智尋くんは私の手を優しく握って屋上を後にした。