涼介は犬の写真を見た。


「潤はあの犬がマジで大好きだったんだね〜。今はどうしてるの?」


「今は父さんの実家に引っ越してるよ。弟が面倒見てるみたい」




潤の返事を聞いて、涼介は少し安心した。




「そっか、元気みたいだから良かったじゃんか。俺の家ってマンションだからペット飼えないし、潤が羨ましいよ」


「そうか?」


「ああ。実家に帰った時に、また一緒に散歩に行けば良いじゃん。」




涼介はそう言って、潤に微笑んだ。


潤は少し考えてから、微笑み返した。




「そうだな」








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