カーテンから薄明かりが漏れる部屋の中、あるのはくぐもった甘い吐息と熱い体温。
もう明け方だと言うのに、昨夜から続く熱は未だ冷めず――…
寧ろ、熱してると言っても過言ではない。
「もっ……無理ぃ……っ」
「……駄目」
あたしが弱音を吐く度に、強く抉られる衝動。
それと同時に訪れる感覚に意識を手離しそうになるのに、それさえも許してくれないこの男。
あたしの上に覆い被さるコーちゃんを、睨み付けるように見上げれば、
「そう煽るな」
……どうやら彼の加虐心を煽っただけだったらしい。
「コーちゃ……ッ!」
「“幸大”」
ふ、と口元に僅かな笑みを浮かべたコーちゃんは、あたしを逃がしてはくれない。
もう明け方だと言うのに、昨夜から続く熱は未だ冷めず――…
寧ろ、熱してると言っても過言ではない。
「もっ……無理ぃ……っ」
「……駄目」
あたしが弱音を吐く度に、強く抉られる衝動。
それと同時に訪れる感覚に意識を手離しそうになるのに、それさえも許してくれないこの男。
あたしの上に覆い被さるコーちゃんを、睨み付けるように見上げれば、
「そう煽るな」
……どうやら彼の加虐心を煽っただけだったらしい。
「コーちゃ……ッ!」
「“幸大”」
ふ、と口元に僅かな笑みを浮かべたコーちゃんは、あたしを逃がしてはくれない。