逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



一行が一番に向かったのは、この遊園地では3番目くらいに怖くないといわれるジェットコースター。
「先ずは軽いのから」ということらしい。


「………………」


狭「こんなのチョロすぎだろ??もっとスゲーの行こうぜ!!!」


雲「狭哉、もっと皆に合わせて~。」


これでチョロすぎ??
私からしてみれば、これでも死にますが??


「希沙もこれくらいなら乗れるでしょ??」


明日香があまりにも笑顔で言ってきたので、私は無理とは言えず、うんと頷いてしまった。

並んでいる間、逃げ出したくて堪らなかった。

確かに、他のジェットコースターに比べたら小さくて多少平気かもしれないけど…
それでも!!!!



――シートベルトを確りとおしめください。まもなく発進致します。


プロロロロ…

変な音と共に、ジェットコースターは発進した。

因みに席順は――――
┌──────┐
│明日香│羅奈│
│──────│
│ 沙希 │希沙│
│──────│
│ 透 │狭哉│
│──────│
│ 雲雀 │倖哉│
└──────┘

まぁ普通の席だ。