逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



追い付くと、不思議そうな顔をして透センパイはこっちを見た。


「一緒に並びます。」


一瞬、驚いたような顔をして一言ありがとう、といった。

列び始めて15分…
意外にも早く券を買えた。
券と言っても、バンド型で、乗りたいところで、そのバンドを係員に見せる。
そうすれば何度でも乗り放題。


「えっと…いくらでしたっけ??」


透「いや、は払わなくていい。」


「いや、悪いです!乗り放題は高いですし、服も貰って…これ以上貰うと、気が退けちゃうんで。」


そうか??と納得がいかない様子だったが、ちゃんとお金を受け取ってくれた。

皆の元へ着いてからも、各自お金を透センパイに渡し、直ぐに遊園地の中へと入った。


3人『わぁ!凄い!』


「……………………」


明日香、羅奈、沙希が喜んでいる中…一人唖然としていた。

あんなの…乗れるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!