逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫




「ん??どうした、狭哉??」


俺のことをにらんでくる狭哉。なにかが気にくわないようすだ。

狭哉は気にくわないことがあるとすぐ顔に出る。

眉間にシワがよるんだよね。


狭「べ、別に…。」


まぁ…大体、予想はつくけどね。


「可愛いよな。」


そういって俺は希沙の頭を撫でる。

カァァァ////っと顔をが赤くなる狭哉を見るのは新鮮で…なんか、こんなのもいいなぁと思った。


狭「べ、別に…。」


狭哉が無意識でいったのはわかる。
そう、その言葉は2度目だぞ、狭哉。


「照れるなって。」


狭「照れてねぇし!」


なぁ希沙。
こんな面白い狭哉を見るのはいつ以来だろうか??

お前のことになると、すぐ動揺する狭哉。

こんな空間をくれたのは紛れもなく、俺の膝にいる眠り姫…
















ん……………

眠りについている私を、誰かが揺すった。

私は虚ろに目を開く。


倖「おはよう。」


私の目の先には倖哉がいた。

あれ………??なんで倖哉がいるの…??

まだ寝ぼけているのか、よく状況がわからなかった。