逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫





どうやらこのメイク等をしてくれている女性は、綾女さんと言うらしい。

狭哉を狭チャンと呼ぶとは…恐るべし。


「希沙様~!出来ましたよ!」


綾女さんの声で、鏡を見ると、別人のような自分が写っていた。

女って、化粧一つでここまで変わるなんて…。

ちょっと詐欺じゃない??

なんてアホな考えを持っていた。

っていうか、狭哉は狭チャンで私は希沙様って…
普通逆でしょ。


透「希沙様って…。姉さん、気持ち悪いからやめろよ…。」


……………はい??


「あら、いいじゃない!
今は透に雇われてるんだし、希沙様はお客様!
お客様には様をつけるのよ。」


倖「だからって…。
ただ、遊んでるだけだろ。」


「あ、わかっちゃった??
倖チャンは昔っから鋭いわ~!」


雲「倖兄じゃなくてもわかるよ~!」


「クーチャン!あ、そうなの??
ま、いいけど。」


クーチャン…………??

もしかして雲雀クンのこと…??

それに姉さん…??