どうやらこのメイク等をしてくれている女性は、綾女さんと言うらしい。
狭哉を狭チャンと呼ぶとは…恐るべし。
「希沙様~!出来ましたよ!」
綾女さんの声で、鏡を見ると、別人のような自分が写っていた。
女って、化粧一つでここまで変わるなんて…。
ちょっと詐欺じゃない??
なんてアホな考えを持っていた。
っていうか、狭哉は狭チャンで私は希沙様って…
普通逆でしょ。
透「希沙様って…。姉さん、気持ち悪いからやめろよ…。」
……………はい??
「あら、いいじゃない!
今は透に雇われてるんだし、希沙様はお客様!
お客様には様をつけるのよ。」
倖「だからって…。
ただ、遊んでるだけだろ。」
「あ、わかっちゃった??
倖チャンは昔っから鋭いわ~!」
雲「倖兄じゃなくてもわかるよ~!」
「クーチャン!あ、そうなの??
ま、いいけど。」
クーチャン…………??
もしかして雲雀クンのこと…??
それに姉さん…??

![[短]ハロウィンの夜に](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
