「いかがでしょうか…??柊様方!」
自信気に柊兄弟を誘う。
彼女は美人。
化粧もしていて、気品もあり、腰上まである少し長めの髪をコテで綺麗に巻いている。
お嬢様って感じが漂っている。
名前は確か…
透「櫻木さん。申し訳ありませんが、こちらにも用事がありまして。
失礼ながらお断りさせていただきます。」
そうそう。櫻木さん。
でもそんな櫻木さんの誘いを依とも簡単に断った。
とても丁重な言葉で。
もったいない。
それより用事ってなんだ…??
「まぁ…??一体どんなご用事ですの??」
櫻木さんは自信があっただけに、断られたことがかなり不満らしい。
少し声のトーンが低くなった。
『俺達、季智と出掛けるから。』
……………あ。
そういえばそんな話を昨日してたな…。
忘れてたけど。
「季智様と??」
うわっ!こういうときの女ってマヂ怖いんだよね…。
女だから女の逆恨みとかはよく経験したし。
狭「だから~」
倖「お断りしま~す!」
やめてぇくれぇ~!

![[短]ハロウィンの夜に](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
