逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



透「悪いけど僕も季智が居ないならご遠慮します。」

んなっ!
なんで透センパイまで!?


狭「俺も季智が抜けんなら抜ける!」


倖「以下同ぶ~ん。」


このやろうっ!わざとらしい!

4人の顔は本当に、凄くニヤニヤしていて、俺はさっきのにやけ具合の意味がわかった。


「そうですか………ならしょうがないですね…。」


女の子達がしょんぼりする。
なんだよ!俺のせいかよ!
…………なんか俺が悪者になってないか??


「………わかった…。待ってるから話だけ聞いてやれよ…。」


ハァとため息をつく。
俺はこれから毎日、こんなことを繰り返すのだろうか。
それを考えるだけで憂鬱になってしまう。