逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



足音が近づいてきた時、私は温もりに包まれた。

暖かい…


狭「希沙!希沙!」


「……きょ………ゃ…?」


あぁ…この声は知ってる…

透センパイや雲雀クン…倖哉でもない…これは…狭哉だ…


狭「チッ…熱がある…。
今から病院連れてくからな!」


狭哉が来て安心したのか希沙はまた、目を閉じた。


狭哉は不思議だ。
狭哉がきただけでもう全てが…可決したように思えるの。


「ぁ…り…が…と…」


その一言を残して眠りについた。













次に起きると、そこは見覚えるのある景色。
ここは私のベッドの上だ。


「あれ…??」


起きても頭がぽーっとしている。


「ん??」


隣には何故か私の手を握りながら寝ている狭哉。

あ…そっか……私…

目が覚めてきて、やっと状況が読めてきた。

そっか…狭哉ずっとついててくれたのか…


「……ありがとう…」


すると、握られていた手はさらに強く握られた。


ビクッ!