逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



まさか…そう思い、俺はコールを切った。
すると、苺華の携帯のコールも切れた。


「苺華、ポッケの携帯出せ」


「!!な、なんで??」


「んなの、聞かなくてもわっかってんだろ??」


「……………」


倖「苺華!」


「…………」


コトン

苺華が出した携帯は、季智の携帯だった。


「苺華てめぇ…季智に何しやがった!」


俺は苺華の胸倉を掴んで苺華を問いただした。


倖「おい、狭哉!」


「さっさと白状しねぇと殴る」


倖「狭哉!」


「ぉ…ぉく…じょ…ぅ…」


「チッ…」


俺は苺華から手を離した。


倖「狭哉、行けっ!」


あとのことは倖哉に任せて俺は走り出した。











―――倖哉side


俺と苺華は教室を変えた。


「キョー君…なんで…」


「苺華、今回のことはやりすぎだ!
俺だって、お前を殴りたくなる…!」


季智をあんな目にあわせるなんて、許せない。それは狭哉と同じだ。