倖「あ、狭哉、雲雀。悪い。待たせたな。」
雲「別にいいけどぉ~…希沙チャンといたのはズル~イ!」
可愛いな~…
でも…何故こんな身長高いのに可愛いと思ってしまうんだろ。
《世界の不思議100》とかあったら載ってそうくらいな勢いだよ。
倖「悪い悪い!」
狭「…………………」
狭哉は凄く苦しそうな顔をしていた。
けど、それに私は気づかなかった。
「あれ??苺華チャンは??」
ずっと狭哉に引っ付いていそうな勢いだったのに早くもいなくなってる苺華チャン。
狭「知るかっ…」
あ~あ。こうなったら絶対に答えてくれない。
「何拗ねてんの??」
狭「す、拗ねてねーよっ!」
…………今日の狭哉はなんか馬鹿みたいにおかしい。
ま、馬鹿なのはいつもだけど…。
どうやら狭哉は苺華チャンの話をされるのが嫌みたい。

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