逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



倖「俺なら、か。
そうだな…。俺なら、本当の友達になりたい奴に隠し事はしない。それで離れても、そいつはその程度の器の小さい奴だったと思うだけだ。」


心の中がモヤッとした。なんか、明日香たちの悪口を言われてるような気がしたから。


「明日香たちは、そんな器小さくなんかない!」


その時、倖哉の真剣な顔がふわっと、優しい顔になった。


倖「ほら、答え出たんじゃん。それが、希沙の答だよ。」


「あ…そうかも…。」


本当だ…
不思議…いつの間にか答が出てる。結局…心の中では期待してる。
受け入れてくれることを。

本当の…友達になりたいな。


「倖哉に相談してよかった。ありがとう。」


倖「どーいたしまして。
んじゃ、そろそろ戻るか。」


「うん。なんか、いつの間にかこんな時間になっちゃったね。」


倖「あぁ。」


私たちは二人で教室まで戻った。
屋上からでたら私は俺になる。

途中、数人の女子が騒いでたけど、適当に相槌をうって速歩きをした。