「ありがとうございます…。」


狭「でもさぁ~!もうひとつ問題あるよね。」


え………あります?
だって…見た目男じゃん?
………胸も隠すためにあれはめてるし…


倖「うん。言葉遣いだね。」


「あっ!」


そっか…私って言ったらダメなんだよね…
今までみたいなしゃべり方だとバレるし…


「ちなみにバレたら退学。」


理事長――――!?


「………でも大丈夫だと思います。」


うん…それに関しては…たぶん平気…


『なんで?』


「私昔は男口調で…親に怒られたから…中学に入るときに直したの。」


だから元に戻せばいいだけ。


透「なるほど…それは好都合。」


雲「でも希沙チャン男の子だとモテるかも!」


…………たしかに女よりはまともに見える…哀しいけど!


「今日から君の名前は季智[キサト]。男。」


「はい。」


透「これからどうぞよろしく。」


『よろしく~!』


雲「よろしく☆」


「よろしく…」




柊『今日からお前は俺(僕)達だけのお姫様だ!』



姫ですか!?


こうして私は…いや、俺は男として暮らすことになった。