逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫




「うん………。」


とはいったものの…どうしよう。

ま、先のことをとやかく考えるのは止めよう。


私たちはそれからはしゃぎにはしゃぎまくった。
帰り際にはもうクタクタ…。
こんなになるまではしゃぐなんて、何歳だよ…。


「じゃあね。」


「明日は補習??ならまた空いてる日遊ぼっ!」


「あったりまえ~!
んじゃ、またメールするね~!」


「OK☆バイバイ!」


「まったね~!」



3人と別れてすぐ、雲雀クンがケータイを取り出した。
どうやら、矢沢さんに電話をしているようだ。

あと、5分くらいで到着するらしい。

待ち合わせの場所まで少し、歩くことになった。

皆疲れたのか、誰一人、口を開こうとはしなかった。

私も静かに歩く。

丁度、待ち合わせ場所に着いた頃、矢沢さんが到着した。

私たちは直ぐに車内に入った。


「お待たせしました。
希沙様、楽しかったですか??」


矢沢さんが和むような朗らかな笑顔で聞いてきた。