今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~



そして、今日の、さようならの挨拶が終わりチョッ君は私の元へ駆け寄って来た。

私は
『チョッ君おかえり~楽しかった』

笑顔でチョッ君は

『楽しかった!遊んで来る!!』


と、言ってチョッ君は制服と帽子とカバンを私に預けブランコに走って行った。


予想してなかった。

すぐに帰れると思ってたのに………と言うかすぐに帰るつもりだった。

涼也もいるし、あと、楽しそうに会話してるママ達とは逆に1人で居る事が嫌だったから。



1時間後にやっと帰れた。


1時間ずっと涼也と2人寂しく園庭にいた。


はぁ~。


溜め息が出るよ。


明日から毎日、続くのか…。



そして、懇談会の日。

私はまだ迷っていた。

涼也の事を公表するか否か。


懇談会が始まった。

今日は平日。
ぺんちゃんは仕事。
だから懇談会には涼也も一緒。


チョッ君を含め他の園児達は別の教室で担任をしてない先生がみてくれている。


担任が、

『自己紹介をしましょうか』


ザワザワと教室がした。



私は、この言葉で、涼也の事を公表する事を決意した。