私達は涼也が採血から戻って来るのを待合室で待った。
なんか長く感じた。
また色々と考えてしまった。
もし、私が異常染色体を持ってたら?
ぺんちゃんは何て言う?
もしかして責める?
口には出さなくても心の中で、
お前のせいだったのか……。
って……思う?
そんな人じゃない事くらい知ってるハズなのに…。
でも、愛してるが上に怖かった。
そしてもう一つ。
もし、ぺんちゃんに異常染色体があった場合私は大丈夫。
ぺんちゃんを責めたりしないよ。
2人の子供だから……等と、思ってた。
2週間……か。
今までだいたいが、ツイテ無い私。
今回もツイテ無くて私に異常染色体があったら、どうしよう…。
さっき、診察室では私達は大丈夫って何の疑いもなかったのに。
まだ、私達は夫婦4年目になったばかり。
やっと、丸3年になったばかり。
はぁ~…溜め息ばかりが出る。
そんな私に気付いた、ぺんちゃんは、
『もしどちらかに異常染色体があったとしても現実として捕らえて頑張らんとイケんじゃろ!』
ほんま……そうじゃと思った。
こういう時、女の方がいくつになってもグジグジと考えるんかなぁ……なんて思った。

