今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~

担当の看護師さんが来た。
着替えをするから着替えを下さいとの事。


私は、チョッ君が来たベビードレスを差し出した。


キョトン。

看護師さんは、ベビードレスを見てびっくりしてる様子。

『うわ~!なんて、ドレッシーな。』

その言葉を聞いて私は恥ずかしくなった。

そんなに派手かなぁ。
チョッ君が産まれて退院する時にも着てたのを当時見た人も、うわ~なんて思ったのかなぁ。

看護師さんが涼也に着せてくれた。

私も主人も、つい大声が出ちゃった。



『かわいい~』

その声に、近くにいた看護師さん数人が寄って来た。


皆が、微笑ましく

『プリンスだね!良かったね!涼ちゃん。』
と、言ってくれた。

そして担当の看護師さんと写真を撮り、
NICUを後にした。

大学病院の外にでて、爽やかな5月の風が涼也に当たる。

涼也にとって初めての外の世界。

ふふ。また寝てるよ。
また一枚、写真を取った。


そして3人で家路に向かった。