今よりもっと強くなれ！！～我が子が障害を持って生まれたら…～

更に遺伝科の先生の話は続く。

『ですがこの病気は骨の病気です。あと特には心配する事はありません。少し猫背になるくらいで。でも現代人には猫背は多いですから。』

極端に曲がる訳では無いと言った。
そして指もリハビリをすれば完全には真っ直ぐにはならなくても良い所まで治るかも知れない事も告げられた。

そしてまた先生が口を開いた。

『あとは、こういう障害があれば普通、合併症があっても不思議では無いんですが涼也君の場合、ひと通り検査をしたのですが合併症は見当たりません。
内臓関係も大丈夫ですし、耳も聞こえてる。目も異常なし。おつむ…も、異常は無いです』
先生は自分の額に指さして言った。


今まで何を言ってるのか分からなかったけど頭は異常ない！！
って事だけ理解できてホッとしたのを覚えてる。


それから小児整形外科の先生からの説明。

『内反足はギプスで大体、完治します。
もし治らなくても簡単なオペで治るので安心して下さい。
あと、ギプスは週に1度、巻き変えますので来院日の前日に家でギプスを外して連れて来て下さい。それを取り合えず3ヶ月間続けますので。』


ギプスを家で外すのかぁ。
この時は簡単に外せるもんだと思っていた。
そして最後に、蚊が泣くような小さな声の小児科の先生の話の番になった。