今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~



威圧感………。

そこには白衣を着た先生が3人と、さっきまで話していた看護師さんがいた。

長机に腰掛けている先生達を見て、まるで面接しに来たかのように緊張したのを覚えてる。

1人の男の先生が低い声で私達に言った。

『どうぞ。お掛け下さい。』

私達は軽く会釈して丁寧に着席した。

数分間、沈黙。

こういう場が初めてな私達は一体どうしたら良いのか分からない。

『自己紹介から始めさせてもらいます。
私は遺伝科の担当医です。』

35歳くらいの男の先生が喋った。

態度がでかい。

次にもう1人の同じく35歳くらいの男の先生が続けて口を開いた。
『私は小児整形外科の担当医です。』

さっきの遺伝科の先生よりかは感じが良い。
3人目の最後の先生。年は40代位の女の先生。
『私は小児科です。今後、涼也君の成長を見て行く主治医になります。』

蚊が泣くような小さな声で挨拶してきた。

女医さんは嬉しいよ。だけど少し頼りなさそう。

私の感想は主人も同じ感想を持っていた。


そして本題を遺伝科の先生が切り出した。