今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~

大学病院の広い駐車場に車を停めて、いつものように守衛室の前にある面会用の用紙に私と主人の名前を書いて場所の欄に、NICUと書き込んで番号の書かれたバッジを取ってNICUに行った。


そして涼也のベッドへ。


今日帰れるとも知らない涼也は気持ちよさそうに静かな寝息をたてて寝ていたよ。


その寝顔を見て、今日からいつでも好きな時に寝顔が見れるんだと思った。


主人も愛しそうに涼也を見つめてた。
そのまなざしに私は少し嫉妬してしまったけなぁ~。


そして私は涼也に掛けてあったタオルを静かに足元から、めくった。


うわっ!!


びっくりした主人の顔が私の目に映った。


セメント付きの包帯でグルグル巻きにしてある涼也の両足を見たんだ。


主人は衝撃を受けていた。


まだ産まれて来たばかりなのに……。

きっと重いであろう涼也の両足。


普通に抱っこすると足が外れてしまう危険があるからと昨日、私は抱き方を教わっていた。