今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~

車内では主人と


『今日は何を言われるんかね~? あの指の関節が曲がってるのとかは多分たいした事ないよね~きっと』


そう。私たちは、何の不安も無かった。

だって…だって、やっぱりまだ……あの時は普通に元気な涼也だと思ってたし信じていたから。


昨日も私は1人で病院に行っている。
その時に内反足を治療する為に涼也の両足は足の付け根から指先までセメントの付いた包帯を巻かれた。
それを見ていて泣きそうだったけど、これで治るんだ……って位しか思っていなかった。

主人はそのセメント付きの包帯で涼也の両足を固定されている姿を知らない。

だからその事も昨夜言っているけど、また車の中でも説明した。



そして病院が、涼也がお世話になった大学病院が見えて来た。


私は、今日退院したら内反足を治す為に少しの間だけ通院をすれば良いんだと…しか思っていなかったんだ。


だけどね、違ったの………。


終わりではなくて、
本格的な病院通いの始まりだったんだよ…