そして翌日。
朝からチョッ君は元気で、やっぱり外で元気に遊んでいる。
昨夜は一体・・・どうしたんだろう………と、私は気になって仕方無かったから昼食を食べに帰って来たチョッ君に、もう一度聞いた。
『昨日夜、覚えとる?』
『うん。覚えてるよ』
『なんか嫌な事でもあったん? 何でも良いから言って』
チョッ君は昼食を取りながら私に言った。
『チョッ君ねぇ、広島弁が話せないし分からないし明日から学校だけど、チョッ君だけ知らない友達ばかりだし少し恐くなったよ』
・・・・・…私は、チョッ君は大丈夫だと勝手に決め付けていて、特に何もしなかった事に自己嫌悪だった。
チョッ君はチョッ君なりに広島に馴染もうとしていたけど同時にストレスが発生していたんだ。
そうだよね。私とぺんちゃんは地元だけど、チョッ君にしてみたら初めての土地なんだもんね。
不安なのは当たり前だったよね。
『あとね、涼ちゃんが階段から落ちたのも恐かった…』
と、少ししてから私に言った。

