新しい生活のスタートは大変だと言う事に、1日、1日―――と、過ぎれば過ぎる程、大変な事なんだと感じたのは次にチョッ君。
昼間は近所の子供達と仲良く元気に遊んでくれてるから私は、スッカリと安心していた。
だけど、涼也が階段から落ちた翌日からチョッ君が精神的におかしくなった。
小学校の入学式もあと僅か。
昼間は良いけど突然、夜になると大声で泣き叫ぶチョッ君。
最初は夜9時には寝てくれる。
だけど深夜になると泣き叫ぶ。
下に居る私達にも聞こえる位の大きな声で。
私達はチョッ君の泣き叫ぶ声で、びっくりして2階へと掛け上がる。
ワァーワァー・・・と、今まで見た事もないチョッ君の狂乱した姿に私は焦ってチョッ君を抱き締めて叫んだ。
『チョッ君！！
どうしたん?
チョッ君！！！』
大声でチョッ君を呼ぶ私の声は、全然チョッ君に届いてなくて、やっぱり泣き叫び狂乱状態のチョッ君。
ぺんちゃんは、チョッ君の姿を見て焦りどう対処して良いのか分からなかったのか、つい大声で怒ってしまっているぺんちゃん。
つい大声で怒ってしまったから逆効果だ…。
