幼馴染みは、ふ~ん…って、顔をしながら 『じゃあそれで襖に近付いたけど、ここの襖は滑りが良いから何かの拍子に開いたんじゃねぇ』 うん。うん。…と、聞いていた、ぺんちゃんは言った。 『絶対そうじゃ。 声が聞こえるけぃ、下に下りたかったんじゃ。涼也の唯一の移動手段は寝返りしながら移動するけぃ、寝返りしながら襖に近付いたんじゃね』 私達の話を聞いて理解しているかのように涼也は可愛い目をパチクリしながら私達を見ていた。