そして少し経って、幼馴染みは私達に問い掛けた。
『涼也くんって、ハイハイが出来るん?』
『いやいや、出来んよ…何で?』
私が答えた。
幼馴染みは疑問な顔をしながら、
『じゃあ何で動かれん涼也くんが落ちたんかね?…襖の近くに寝かせとったん?』
『涼也はもちろんチョッ君もだけど襖から1番遠い所に寝かせとったんよ。
でもね今、思えば埼玉の家でもね先に子供達を2階に寝かせといても涼也が2階でそのまま起きとった時はね、下から私達の声が聞こえるんじゃろうねぇ、やっぱりドアから離れた場所に寝かせとっても私達が寝る為に2階に上がると涼也はドアの前におったりした事があってからねぇ。
だから今回も私達の声がして襖に近付いたんかも知れん』
私は言いながら本当に可哀相な事をしたと思った。

