涼也が階段から落ちてから、30分程して私とぺんちゃんは同時に大声をあげた。
『あっ!!チョッ君』
急いで2階へと駆け上がった…。
『ゴォォ・・ゴォォ・・・』
大人並みの鼾をかきながらチョッは気持ち良く寝ていた。
私達は、あ~良かったって顔をして下に下りた。
そして、ぺんちゃんが今すぐに鍵を付けようと言って深夜に鍵を取り付けた。
今まで黙っていた、ぺんちゃんの幼馴染みも鍵を付けるのを手伝ってくれた。
私達が広島に戻って来て、部屋も片付いてない二日目に来た事を悪いことをしたなぁ…って顔をしていた幼馴染みは少し気まずそうだった。
それを感じ取った私達は、
『いや~、ゴメンねぇ。びっくりさせてから…。鍵を今日の今日に買ったのに、すぐに付けんかったけぃね、しらけさせてゴメンねぇ――』
幼馴染みは、苦笑いで『いや~・・・・』…って、どう答えて良いのか分からないでいるみたいだった。

