そして、多分―――、1番初めに落ちて当たっただろうと思った。 凄く痛々しい。 涼也の右側のおでこに見た事も無い大きな大きな内出血をしている瘤……。 小さなおでこに大人の男性の握り拳位の大きさの瘤……。 その瘤を見た時に私もぺんちゃんも血の気が引いた。 すぐに冷やす事を思い付いた。 泣いている涼也を取り合えず一旦、下に下ろして仰向けに寝かさせた。 すると、先ほどよりも大きな声で泣いた涼也。 私はすぐに涼也を再度、抱っこした。 すると、ピタリと涼也は泣きやんだ。