「俺、まさかまた誰かと観覧車乗るなんて思っても見なかったっすよ。」 と、悲しそうに笑った。 私、余計なことしちゃったかな? 「先輩、ありがとうございます。」 「えっ?」 「また母さんの温もりが思い出せた。母さんと先輩似てるんすよ。雰囲気とか…。」