そんな間抜けな姿を長い睫毛をなびかせ微笑ましく見つめる。男… 『あんな、かゎぃぃわね。』 ぷっくり膨れた薄紅色の唇を上下させる。 思わず、ドキリと鼓動が高速した。色気さぇ、感じさせる容姿が水玉の愛らしい傘に栄えた。 〈歌舞伎町二丁目〉 声に出さずに動かす唇。みとれた。 時度チロリと顔を覗かせる白い歯。全てが魅力的で官能てきだ。 戸籍上女であるあたしがいたたまれなく恥ずかしい。 今…魅力の欠片もおろか…人間的魅力さぇ失っているあたしは絶望的に落下した。