Beeな彼女とHoneyな彼氏

「・・・そんなの許せない・・・!!」




千絵子はあたしのために怒って、一緒に泣いてくれた。




そして、午後の授業は、二人でさぼった。



「さぼっちゃったね」って言って、あたし達は、笑い合った。




――放課後――




今日は、ちょっと違う。




直人を、取り巻きの女の子達がさそっている。




「ねぇ、いいでしょ?いっつもあの子の服従なんだから。」




「え・・・でも・・・」



あいつはあたしを見た。




なによ。




「行ってもイイ?」みたいな顔しないでよ。




「行きたきゃ行けば?あたし関係ないし。」




まただ。




また、可愛くないこと言っちゃった。



「・・・行くね、愛ちゃん・・・」