いつもの時間に目覚ましが鳴り、手を伸ばして止めて横を見ると、いつものように茉莉はもういなかった。 俺よりもいつも早く起きて、朝ご飯の準備をして待っている。 働きがいつもより鈍い頭で、体を動かし、ご飯を食べ、身支度を整えて家を出た。 …もう何ヶ月もこの生活をしているので、考えなくても体が動いていた。 空を見上げて、今日も星が見えそうだな、と思った。 雲は少しあるけど、澄みきって晴れていた。