【夢、】

夢、
ゆめをみた。
ただ、ふたり、てをつないでいた。
ただ、ふたり、ことばをさがしていた。

やっとの思いで声に出された言葉に
力強く頷いたあたしは
その時きっと幸せだった。



あのころ、あたしの足元は
暗い暗い闇に包まれそうで
あなたという光りをずっと探してた。



夢、
ゆめでした。
とおい、むかしの、おさないきおく。
とおい、むかしの、いとしいきおく。