「ごめんね…日向」 「いや、いいけど」 なぜかぎこちない。 千幸が目をあわせない。 「…俺の部屋、来る?」 「ぇ……」 千幸の顔がパッと上に上がった。 「…ど―する?」 「……そっち行く」 千幸はそぅ言うと窓から窓へとつたって、部屋に入ってきた。 そして部屋の隅に座る。 …? 俺は千幸の不審?な行動の意味がわからなかった。 「千幸、こっちおいで」 俺はベッドの上に腰かけながら千幸を呼んだ。 「……ぅん」 千幸は俺の横に座った。