「…膝が折れてるかもしれない 明日僕が、 近くの病院に連れて行ってくるよ ターゼンとロキサニン ムコルタ うん これが痛み止めで これを飲んでると、胃が荒れるから… 青山君の方も、見てくるね」 ――― 部屋の電気が消え ドアの閉まる音で目を覚ました だけど暗闇に、まだ気配 頭の下で氷の音 冷たい手が額に触れる 唇に、細い指が触れて 薬品のにおいが、口に拡がり ストローを挿され 何も考えずに、それを飲んだ 「……指 冷たいな 」