樹はあと8日間したら、樹のおばあちゃんの家に引っ越してしまう。




ってことは、あたしや友達とはあと8日間しか一緒にいられないってことでもあって。




この短い間にできるだけ樹との思い出を残したいと思うのは、樹の友達もあたしと同じなんだと思う。





少ししてから睡魔に負けちゃったようで、あたしはいつの間にか寝てしまっていた。




翌日は紫音が仕事が午後からだったから紫音と2人で登校した。




もちろん2組には沙絢ちゃん目当ての人がたくさんいて、2組の前の廊下を通るのも一苦労だった。




さすが沙絢ちゃん。


人気者ってこともあって、2年や3年の先輩たちも2組に集まっている。




前も今みたいに紫音を見に先輩たちが教室に来たことがあった。




その時には本当に今の2組のように、あたしたちの教室にも入れなかった。




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