白雪姫様と王子様とオモチャ

「わたし。くらいところで、ひとりぼっちだった。」


ぼーっとしてて頭がまわらない。


「怖かった?」


「みんながいたけど。どこかいっちゃった。」


「寂しい?」


「そのあと、ぬまにひきずりこまれてくの。わたし。」


「……。」


「でも、ひきあげてくれた。あいつが。」


「あいつって??」


「ひきあげられて、あんしんしたけど。すぐにこわくなった。」


「なんで?」