ガリーとあたし。

「いいじゃん、ここの飯好きなんだもん」


「金取るわよ」


「ハル姉の料理が金取れるだけの味になったら考えてやるよ」


「えらそーに」


……青山君ってほんと、誰とでも仲良いんだなぁ。


「じゃあシバさん、いこっか」


「あ、うん」


靴を履いたガリーに促され、あたしも立ち上がる。


「それじゃ、お邪魔しました」


「また来てねシバちゃん」


「また明日なーマメ子」