ガリーとあたし。

「ご、ごめんねなんかほんと、ガリー全然勉強できてないし」


「いいんだよマメ子、こいつはどうせできるんだから」


「青山君には言ってないから」


「あ、はい」


「気にしないでいいよ、大丈夫。それより、ここまでの部分大丈夫?」


「あ、うんなんとか」


「そっか、じゃあちょっと俺達も休憩しよ。ここまで来ればあとちょっとだし」


その言葉でちょっと肩の力が抜ける。

ふぅ、と一息ついて時計を見ると、結構な時間になっていた。

うわ、いつの間にこんなに経ってたんだろ。

あたしにしてはずいぶんと集中していたんだなぁ、なんてちょっと自分をほめてみたくなる。