今日も海は稽古がいそがしいのかな...
わたし一人でもがんばらなくちゃね!
海は海でがんばってるんだし!



そんなことを思いながら
焼却炉にゴミを投げ入れた。



パンパンッ
「よしっ終了!さてと。体育館裏いかなきゃね。」



ひとりごとをいいながら
くるっと後ろを振り向くと


ごみ箱を抱えわたしがどくのを待ってる子がいた。



やだ///人いたんだ。


「すみませんっ//」
そういってそそくさとその場を離れようとした時、



「笹倉先輩ですよね?」


え???

その声にわたしは驚いて振り向いた。



「やっぱり!笹倉葵先輩ですよね?」


「え?あの...」


ごみ箱を抱えて待っていた女の子が
わたしに話しかけた。