目の前の海は わたしと目を合わせようとしてくれようとはせず 唇を噛み締めながら 少し震えていた。 「なんで?必死でわたし、海を忘れようとしてたよ!なのになんで!?....なんでキスなんかするのっ!ひどいよっ!!」 重い空気にいるのが苦しくて限界で わたしはその場から 逃げ出した。 バンッ 試聴覚室の扉をおもいっきり開け放って 走った。 「っ!葵っ!!!」