「イチヤ男の俺からみてもかっこいいし、お前のことも大事にしてくれそうじゃん?」


「..えっと///わたしは..」



なんだかいつもの穏やかな海とはちがって見えた。

なんだかとても大人びてみえた。



そんな海に返事をできないでいると

海がブランコから立ち上がってわたしの前に立った。



「やめとけよ。」



「え???」



海は真剣な眼差しで
切れ長の瞳でわたしを捕らえて離さない。




ドキン.....

胸が
今まで感じたことのない鼓動で脈を打つ。



「たっちゃんと付き合うとか考えたことないよ?まだ好きとか自分の気持ちもわからないし。」


ドクン..ドクン...
なんだろこの感覚。
海の瞳に吸い込まれそうで目をそらしたくなった。